2024/02/16 13:51


狩猟免許をとった、その後の悩みに応えたい

山の伝統的な仕事のひとつ、狩猟。
獣害に困っている里山では、猟師さんは大切な存在。もっと猟師が増えてほしいと願っています。

でも狩猟免許をとったあとも、どうやって実践していいかわからない、情報も手に入りにくい…と悩んでいる初心者猟師さんは多いそうです。

せっかく意欲的な方々が続けていくことができない。

そんな現状をみて石川県による「狩猟者定着事業・いしかわビギナーハンターズ」が開催されました。

狩猟免許取得者を対象にした数回のシリーズ。熟練猟師に教わりながら実際の狩猟を行い、今後も続けていくための仲間をつくる交流イベントです。山立会と猟友会が共同で主導させていただきました。


巻狩りに挑戦

巻狩りは猪や鹿などを複数人の「勢子(セコ)」で追い詰めて捕獲する狩猟です。
今回は熟練猟師が勢子を行い、参加者は銃で獲物を射止める「マチ」を担当。
まずは猟友会会長と腕利きの猟師に安全な猟を行うための注意点を改めて叩き込まれました。
自分の持ち場に移動してからは、勢子の大きな声だけが響き渡る、2月の冷たい空気が張り詰める山の中で静かに待ち続けます。
獲物が現れる瞬間に備え、銃を携えながら周囲に神経をいき渡らせる猟師のまなざしは精悍でした。



猪を自ら解体、食べる

残念ながら今回は獲物を獲ることはできませんでしたが、事前に捕獲された猪を解体することに。
弊社直営の食堂に移動し、食肉処理施設に勤務経験のある山立会代表・有本の解説を聞きながら進めていきます。
狩猟は獲って終わりではなく、解体し美味しく無駄なく食べるところまで。
解体に真剣に取り組む参加者ひとりひとりの姿勢から、獲物の命に責任を持つ真摯な気持ちを感じました。


猟師同志の語らい

その後はそのまま食堂で懇親会。交流がこのイベントの目的なので、ある意味ここがメインでもあります。
自分たちで解体した猪肉を鍋で食べながら、熟練猟師を囲み参加者同士の親睦を深めていただきました。
狩猟の体験談や悩み、質問。あたたかい鍋料理で気分をほぐしながら狩猟の話題を中心に大きく盛り上がっていました。
猟師同志だからこそわかりあえる、助け合える、そんな繋がりがつくれたらいいですよね。


たくさんの”仲間”とともに

悩みも危険も多い中で、自然環境を守っていく猟師たち。
今回出会った先輩猟師や同志との繋がりを大切にして、いろいろなことを乗り越えていってほしい。
山立会はこれから狩猟に本格的に取り組んでいこうとする方々を全力でサポートし、仲間になっていきたいと考えています。
ご参加いただいたみなさま本当にありがとうございました。
それぞれのペースで今後も狩猟を楽しんでくださいね。また会いましょう!

<石川県狩猟者定着事業>いしかわビギナーハンターズ(全4回)
series1.令和5年12月23日(土) 山を歩いてみよう※大雪のため中止
series2.令和6年1月13日(土) くくり罠を設置してみよう※能登地震のため中止
series3.令和6年2月4日(日) 巻狩りをしてみよう
series4.令和6年2月10日(日) 忍び猟をしてみよう※積雪量不足のため巻狩りに変更
中止回の代替 令和6年3月9日(土) 山歩き&くくり罠の設置をしてみよう

寒い夜はジビエ鍋がおすすめです。よろしければコチラをどうぞ。